株式会社NTT西日本ルセント(代表取締役社長:加藤恒明、以下、NTT西日本ルセント)は、一般社団法人企業アクセシビリティ・コンソーシアム(ACE)が主催する「ACEアワード2024」において、「環境づくり部門」の優秀事例として表彰されました。
一般社団法人企業アクセシビリティ・コンソーシアム(ACE)は、障がい者雇用の新しいモデル確立をめざし、業種・業態を超えて志を一つにする大手企業20数社により2013年9月に設立された団体であり、「ACEアワード」は、「障がい者雇用の新しいモデル確立」の観点から多彩な活動に光を当て、年間で顕著な活躍をした障がいのある社員や企業の事例を表彰するものです。
NTT西日本ルセントは、精神障がいをもつ社員の比率が75%と高い点が特徴で、会社設立時から社員の皆さんに力を発揮していただくためのサポートの充実を図ってきており、この度の表彰では、コミュニケーションを重視した働きやすい職場環境の整備について評価されました。
代表的な取り組みとして、障がい者社員自らが開発した体調管理・業務日報ツール『アスドライブ』を、社員と上長のコミュニケーションツールとして全社員が日々活用しています。社員は、心身の状態や作業実施内容の報告、自由なコメントの投入ができ、上長もコメントへの返信や直接的な声掛けにより迅速なフォローを行っています。本ツールは、対話が苦手な社員のアラームにいち早く気づくことにも役立っています。
また、システムには社員がキャリアビジョンや目標設定シートの登録も行っており、定期的な面談で上長と社員が進捗確認や振り返りを行っています。
ツールの活用だけではなく、専門知識と経験を持つカウンセラーとジョブコーチで構成される「アドバイザリー担当」が社員をサポートしています。具体的には、社員面談、社員向けコミュニケーション研修、職場上長への助言等のサポートを行い、社員が安心して活躍し続けられる体制をつくっています。
これらのツール活用とサポート体制の両輪により、入社1年後の継続雇用率は95.2%と高い定着率を実現しています。
今後も、NTT西日本ルセントは障がい者社員一人ひとりがさらに光り輝くことができるよう、職場環境の整備に努めてまいります。
“自社開発”体調管理・業務日報ツール『アスドライブ』の登録画面
アスドライブを活用した社員コミュニケーション